皆さんは時間って何だと考えていますか?
私の考えでは、時間は有るようで、実は無いものだと思っています。
時間を認識する上で、”時間が有る”は間違えで、”時間が有った”が正しいのではないでしょうか。
偶然にも、今日まで生きてきて、それ以前の過去の記憶から”時間が有った”と認識しているのではないでしょうか。
一方で、未来については、過去の記憶で時間が有ったのだから、これからも時間があるだろうと予測しているに過ぎません。
こうなってくると、時間というのは、記憶や予測であり、現時点においては存在していないのだと考えられます。
現時点に存在するものは、”今この瞬間”だけなのです。
現時点にのみ、自分自身が影響を与えることができます。
すなわち、”今この瞬間”をどう生きるかを考えることが最重要事項だと思います。
下準備:明るい未来を予測する
まず下準備として、人生におけるビジョンを持ちましょう!🌞
いきなり前置きを否定するようですが、現時点に存在しないはずの未来を予測することは、”今この瞬間”の意思決定に多大な影響を与えます。
ただし、よくあるHow to本みたいに、本当にやりたいことを段階的に探っていったり、堅苦しく構造的にビジョンを構築する必要は無いと思います。
なんとなく、自分が向かっていきたい方向、ワクワクするような未来像を思い描く程度で良いと思います。また、その時々の心情によって、ビジョンは変化していっても良いと思います。要は、非常に気楽に、ラフに考えた内容で良いのです。
ただし、三十代の運動不足のおじさんが、今からプロ野球選手を目指そうなどといった、あまりにも現実離れしたものは辞めましょう。潜在意識において、自分自身のビジョンとして捉えられないからです(本気で受け止められない)。
“今この瞬間”気の赴くままに行動する
“今この瞬間”気の赴くままに行動すると、うっかり時間を浪費してしまうことが多々あります。
手っ取り早く、簡単に時間を消費できるものがこの世には多すぎる!
どれだけ注意していても飲み込まれてしまいます。次から次へと提供されるYoutube動画、どれだけクリアしても現実に変化が起こらないRGPゲーム、これらはその瞬間の満足感が得られますが、そのあとに襲ってくる虚無感は多大です。
このような状況を回避するために重要なのが、前項の”明るい未来を予測する”です。
目標とするビジョンを常に持ちながら生活することで、目先の手軽な欲に飛びつきにくくなり、ビジョンに従った、気の赴くことを思いつき、行動を起こせるようになります。
ビジョンに基づいた行動は、結果がどうであれ、自分の芯が通った行動なので、納得感が得られるようになるはずです。
気の向かないことは断る
人間社会で生きている以上、人付き合いや人の都合に左右されることは避けられません。
ただし、皆さんお気づきの通り、周りに振り回され続けていると、納得のいく時間の過ごし方はできなくなります。
結論から言います。直観的に気の向かない行動はしないようにしましょう。
一方で、最初は気乗りしない誘いだったとしても、思わぬ出会いがあったりして、人生が良い方向にいくこともあります。
しかしながら、この予測不能な効果を期待して、なんでもかんでも付き合っていたら、タイムオーバーになってしまいます。
少しでも自分がワクワクするような要素があれば、身を投じてみるのも、ドラマチックで良いですが、どう考えても何も起こらなさそうなつまらない誘いやイベントは、しっかり断っていきましょう。
なんでもはできないことを自覚する
昨今は、ネットや本で時短テクニックが氾濫しています。このようなテクニックを駆使すると、確かに、一つ一つのタスクは短い時間でこなせるようになるでしょう。それ自体は問題ではありません。
これを続けていると、自分には何でもできるといった多能感が強くなってくると思います。ただし、ここに罠があります。
何でもできる気になっているのですから、大事なこと、どうでもいいことをごっちゃにして、生活の中に投入していってしまうのです。これでは時間がいくらあっても足りません。
取捨選択をしましょう。
やりたいこと、気の向くことを、その時のビジョンに基づいて選択しましょう。
焦らない
真面目な方は、ビジョンを達成しようと、一生懸命になってしまうと思います。
ですが、焦らないでください。結果を急がないで下さい。
ビジョンは達成するものではありません!
”今この瞬間”を深く、丁寧に、楽しく、味わうための手段です。
目的と手段を逆にしないでください。
ほんの一握りの成功者(ビジョンを達成した者)の中には、過去を犠牲にしてきたから、今があると主張される方もおり、それはそれで事実だと思いますが、とても再現性が低いです。この考え方だと、大半の人が過去を犠牲にしたまま、一生を終えることになります。
ビジョンを持って行動しながら、プロセスを楽しむことに意味があると考えています(結果はなんでもいい)。
暇が出来たら、寝る
限られた時間をできるだけ有効に使おうとして、目一杯にスケジュールを詰めたくなる気持ちは分かります。
ここまでで、とにかく、気の向くことだけに集中して、それ以外を削ぎ落しましょうという話をしてきました。
そのうえで、もし暇が出来た際に、どうでもいいことを加えるのは辞めましょう。
それよりも有効な使い道があります。睡眠です。
睡眠を削ってしまうと、正常な判断ができなくなってきます。
今考えているビジョンや行動予定が心から自分が求めているものか、分からなくなってくると思います。
睡眠をしっかりとって、いつもクリアな状態で生活しましょう。
そもそも論ですが、脳や身体が疲れた時、睡眠を求めると思います(睡眠=気の向くこと)。
求められたら、素直に睡眠を取ればいいだけです。
まとめ
・常にビジョンを持ちながら、気の赴くままに行動する
・気の向かないことは断る
・本当にやりたいことかどうか、取捨選択する
・ビジョン達成を焦らないで、プロセスを楽しむことが第一
・睡眠欲には素直に従って、いつもクリアな頭と身体で居ましょう
最後に
今回、時間という非常に難しいテーマについて書きました。
私の場合、様々なことに縛られるのが嫌なので、まず、時間という枠の概念を外しました。
想定される与えられた時間をどう割り振るかではなく、
”今この瞬間”という一点にフォーカスして物事を考えるように心掛けています。
(※実際はサラリーマンであり、パパなので、完全に縛りから解かれてはいません)
縛られたくないと言っておきながら、矛盾するようですが、未来のビジョンを持つようにしています。
現代の私たちはある意味、様々なコンテンツに常に縛られた状態だと思います。
気が緩むとついついそういったものに無限に”今この瞬間”が奪われていきます。
受動的な縛り(コンテンツ)を避けるために、能動的な縛り(ビジョン)を持っているということです。
そして、一番大事にしているのが、ビジョン達成を目標にしないことです。楽しい未来(ビジョン)を想像しながら、踏んでいくプロセスを楽しむことが私の人生の目的となっています。そのため、プロセスが楽しめないのであれば、ビジョンを見直す必要があると考えています。
ビジョンを思い描き、プロセスを楽しみながら、人生を終えていきましょう。ゴールする必要はありません。
結局は、いつでも道半ばなのですから!
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